MEME
5000兆円欲しい!
読み:ごせんちょうえんほしい
別名:5000兆円欲しい!、5000兆円欲しい、五千兆円欲しい、5000 Trillion Yen
ケースワベが2016年に投稿した派手な文字ロゴ。2017年に広く流行し、願望を叫ぶ画像や文字差し替え、ジェネレーター、グッズへ展開したミーム。
どんなネタ?
赤と金を基調にした「5000兆円」と、銀色に輝く「欲しい!」を重ねた文字ロゴです。上段の太い文字、下段の明朝体風の文字、何重もの縁取りや立体的な影が、単純な願望を大げさな宣伝文句や必殺技のように見せます。
画像をそのまま貼って金銭欲を叫ぶ使い方に加え、金額や欲しいものを別の言葉に変えるパロディもあります。文章の意味だけでなく、赤い上段と銀色の下段からなる視覚的な勢いが、ミームを見分ける手掛かりです。
作者と原投稿
ロゴの作者はイラストレーターのケースワベ(KSUWABE)です。本人のアカウントには、2016年9月5日付でこのロゴを投稿した記録が残っています。原投稿で確認できるのは文字画像で、背景全体を覆う集中線が必須の素材ではありません。
この投稿日と、広く流行した2017年は区別されます。また、ここで作者を示しているのは特徴的なロゴについてであり、「5000兆円欲しい」という言い回しそのものを、この投稿で初めて考案したと断定するものではありません。
2017年の流行
2017年7月のGIGAZINEの記事は、ケースワベが同年4月20日に画像を再投稿した経緯を紹介しています。再掲時の説明は、画像が検索で見つからないという声を受けたというもので、すでに存在していた素材を見つけやすくする投稿でした。
同年6月7日のねとらぼは、作者によるアクリルキーホルダーの制作を報道しています。記事ではTシャツやマスキングテープも紹介されており、SNSで貼る画像が、身に着けたり手元に置いたりできる物へ広がっていたことが分かります。作者のBOOTHにも、元の文字をかたどったアクリルキーホルダーの商品ページが確認できます。
ジェネレーターと文字差し替え
実際に公開されている派生ツールの一つが、Rare25による「5000兆円ジェネレーター」です。入力した文字をロゴ風の画像にする道具で、サイトには文字入力欄と画像生成ボタン、保存方法が用意されています。画像編集ソフトで光沢や縁取りを描かなくても、同じ様式の画像を作れるようになっています。
GIGAZINEは2017年時点ですでにこのジェネレーターや、Webページの文字を置き換えるコンバーターなどを紹介しています。完成画像を転用するだけでなく、同じ見た目を別の文章へ適用する仕組みが作られたことが、ロゴの汎用性を高めました。
文字を変えた画像は元ロゴを土台とする派生です。元と同じ配色や傾きを残すと、読み手は新しい文章を読みながら、元の「5000兆円欲しい!」の勢いも思い出せます。
面白さと使われる場面
5000兆円は、数字で書けば5,000,000,000,000,000円です。日常の買い物や給料からは桁が離れすぎており、具体的な予算の相談ではなく、際限のない願望として伝わります。一方、言っている内容は「お金が欲しい」という短い一言だけです。その単純さに対して、文字の装飾だけが過剰に力強いという落差があります。
仕事や学業に疲れた場面に添えると、細かな問題を一度に解決できるほどの富を求める冗談になります。深刻な事情を長く説明する代わりに、大きすぎる数字と派手な画像で感情を一気に表す使い方です。別の願望へ差し替える場合も、この切実さと大げさな見せ方の組み合わせが引き継がれます。