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MEME

orz

読み:おーあーるぜっと

別名:ORZ、_| ̄|○、失意体前屈

アルファベットで、がっくりと床に手をつく人物を表した落胆・絶望のAA。

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どんなネタ?

「orz」は、床に手と膝をつき、がっくりとうなだれる人物を3文字で表したAA(アスキーアート)。文章の末尾に添え、失敗、落胆、絶望、気まずさなどを表す。[1][2]

orz

横から見ると、「o」が頭、「r」が床へ伸ばした腕と上半身、「z」が腰から曲げた脚に見える。文字として読むのではなく、左向きに崩れ落ちた人の姿として眺めるのがポイントだ。[1][2]

 o = 頭
 r = 腕・上半身
 z = 腰・脚

大きな絶望だけでなく、「電車を一本逃した」「保存せずに閉じた」といった日常の失敗にも使われる。深刻な悲しみというより、自分の失敗を少し笑える形で見せる用法が多い。

元ネタ・広まり方

orzの原型は、記号で描かれた「_| ̄|○」である。広く紹介されている成立説では、2002年ごろ、日本の個人ニュース・コミュニティサイト「TECHSIDE」の教えて君BBSで、ケーブルとカバーの形を説明するためにこの文字列が使われた。[1][3][4]

本来は物の形を示す図だったが、別の利用者が「床に膝をついてうなだれる人のように見える」と気付き、落胆を示すAAとして使われるようになったという。元のやり取りの一部は削除されたとされるため、この経緯は現存資料から完全に検証できる初出というより、広く伝わっている起源説明として扱うのが安全だ。[1]

記号を組み合わせた「_| ̄|○」は入力に手間がかかる。これを半角英字だけで同じ姿に見せる「orz」が生まれ、短く打ちやすい形として定着した。[3][4]

「失意体前屈」という呼び名

うなだれた姿には、「失意体前屈」という日本語名も付けられた。「立位体前屈」をもじり、失意のあまり体を折り曲げている様子を表した呼び方である。[4]

ただし、orzには統一された正式な読み方がない。「オーアールゼット」「オルズ」「オルツ」「オーズ」などと読まれ、文字列を読まずに「がっくり」「失意体前屈」と呼ぶ人もいる。[2][4]

このため、記事の見出しや検索用の読みとしては「おーあーるぜっと」を設定できるが、それだけが正しい読みというわけではない。基本的には、声に出す言葉よりも、画面上で姿を読み取る表現である。

海外への広まり

orzは日本国外にも伝わり、台湾、中国、韓国などのインターネット文化で使われるようになった。台湾の文化を紹介する政府系メディアでも、床に手と膝をついて落胆・敗北を示す、人の姿に見立てた代表的な文字表現として紹介されている。[5]

海外では失望だけでなく、相手へ「参りました」と降参する気持ちや、圧倒されてひれ伏すほどの敬意を表す場合もある。英語圏のウェブでは、2004年に投稿された用語解説が早期の記録として挙げられている。[1]

顔だけを表す一般的な顔文字と異なり、全身の姿勢を英字で描けるため、日本語の文字環境に依存せずコピーしやすかったことも、国境を越えて広まった理由の一つと考えられる。顔文字研究の文献でも、姿勢を表す日本発の表現として、多数の派生形とともに取り上げられている。[6]

どう使う?

自分のミス、予想外の敗北、避けられない面倒事などを短く表すのに向いている。句点の代わりに文章の末尾へ置くと、発言者がその場で崩れ落ちたような余韻が出る。

締切、昨日だった……orz

相手への謝罪として土下座の意味で使われることもあるが、基本は落胆や敗北の表現である。真剣な謝罪をorzだけで済ませると、冗談や軽い態度に見える可能性がある。[2]

当サイトの創作用例:「三時間かけたデータ、保存前に消えた……orz」

派生形

文字の大小や向きを変えた多数の派生形がある。[1][4][6]

  • Orz:頭が大きい。
  • OTL:頭、腕・胴、脚を別の英字で表す。
  • OTZ:OTLとorzを組み合わせたような形。
  • or2:腰や尻を強調した形。
  • prz:頭の前に伸びた部分を加え、髪型のように見せた形。

どれも厳密な文字の意味があるわけではなく、全体の輪郭を人の姿として見立てる文字遊びである。

ここを押さえる

orzは顔の表情ではなく、体全体の姿勢を表すAAである。「o」を顔として正面から見ようとすると意味が分かりにくいが、文字列全体を横向きの人物として見ると理解しやすい。

また、「_| ̄|○」から「orz」へ変化したという説明が一般的だが、匿名の掲示板文化で広まったため、簡略形を最初に作った人物や日時までは特定されていない。2002年のTECHSIDEを起点とする話も「広く知られる成立説」として紹介するのが適切である。[1][3]

現代では最盛期ほど頻繁に使われないものの、短さと形の分かりやすさから現在も意味は通じやすい。使用すると、2000年代のネット文化らしい懐かしさも加わる。

参考資料

  1. Know Your Meme ― orz
  2. ITmedia PC USER ― がっかりしたときに「orz」
  3. マイナビニュース ― 「orz」とは? 意味・読み方・元ネタ
  4. タネタン ― 「orz」の由来・発祥
  5. Taiwan Panorama ― Cracking the Code: Understanding Online Slang
  6. Hrčak収録論文 ― Emoticons
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出典・参考