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タゴサク構文
読み:たごさくこうぶん
別名:タゴサク構文、スズキタゴサク構文
映画『爆弾』のスズキタゴサク風に、もっともらしい理由を述べる言い回し。
どんなミーム?
2025年公開の映画『爆弾』(原作・呉勝浩、主演・山田裕貴)で、佐藤二朗が演じたスズキタゴサクの話し方を型にしたもの。取調室で淡々と「〇〇は〇〇します。〇〇だからです」と重ねる口調だけが切り取られ、日常の愚痴や界隈ネタに置き換えられた。
名前の「タゴサク」はキャラ名で、田舎者を指す俗称の「田吾作」とは別。表記はタゴサク構文、スズキタゴサク構文、たごさく構文と揺れる。2026年上半期の構文ミームとして、「〇〇すぎて滅」と並んで名前が挙がることが多い。
元となった場面
劇場公開は2025年10月31日。酔った勢いで暴行を働き、警察に連行された冴えない中年男が、取調室で「霊感で事件を予知できる」と語り、都内の爆破を予告するところから話が動く。相手は山田裕貴演じる交渉人・類家。
構文の核は、その予告の並べ方だ。対象を短く断定し、理由は一見それっぽいが、冷静に読むと飛躍している。「えー」と気だるく入るのもセットで、締めで「ごきげんよう、さようなら」が付く型もある。劇中では、この発言が本人の本意ではなく言わされている、という枠も付く。ミーム側はその枠を外し、口調だけを残した。
原文は特定の人を標的にした爆破予告なので、そのままの列挙は流通していない。残ったのは二段の型だけ。
配信後の大喜利(2026年4〜5月)
劇場公開直後には一部で真似があったが、構文として独立したのは配信後だ。Netflixでの独占配信は2026年3月31日開始。日本の映画ランキングで8週連続1位になり、見た人が一気に増えた。
劇場公開直後には一部で真似があったが、構文として独立したのは配信後だ。Netflixでの独占配信は2026年3月31日開始。日本の映画ランキングで8週連続1位になり、見た人が一気に増えた。4月からXで短文型が目立ち始める。定番の例は「明日は出社しません。2日で疲れが取れるわけがないからです」。仕事、推し、地域あるあるに空欄を埋める大喜利になった。
5月13日、佐藤二朗本人がXで触れた。
「僕の知らない間に、『タゴサク構文』というものがわりと流行っているらしい。なんにせよ、皆さまが話題にしてくださるのはありがたいことです。みんな、ホント、ありがとね」
モデルプレスが翌14日に記事化している。
動画への移行(2026年6月)
映画を見た人の物まねから、作品外の日常的な場面をタゴサク風に解説する投稿へ派生。
リアルサウンド(6月13日)は、ハナコが「映画『爆弾』みたいにラーメン屋紹介する男」というコントで型を取り込んだこと、映画館マナー、採用担当、特定ジャンル語りへの置き換えを挙げている。ポイントは内容の正しさではなく、正しそうな口ぶりで正しくないことを言うずれ。
文だけでなく間の取り方や表情も含めて認識されるため、短尺動画と相性がよい。
ミームの使い方
2026年秋時点でも、書き方のテンプレートとしては残っている。
- 必要なら「えー」と入る
- 「〇〇は〇〇します」と言い切る
- 「〇〇だからです」と、筋は通っていそうで通っていない理由を足す
- 連続で並べるか、「ごきげんよう、さようなら」で切る
使うときは標的の列挙ではなく、自分の怠惰や界隈あるあるにずらすのが流通形。