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激おこぷんぷん丸
読み:げきおこぷんぷんまる
別名:激おこぷんぷん丸、激おこプンプン丸、おこ
怒っていることを表す『おこ』に、強調の『激』と幼い響きの『ぷんぷん丸』を重ねた表現。2013年には怒りの段階表、架空のレトロゲーム、眠気や落胆を表す派生語などへ広がった。単一のゲームやアニメを起源とする言葉ではなく、語感を楽しむネット上の増殖が特徴。
どんなネタ?
「激おこぷんぷん丸」は、「すごく怒っている」を、かわいらしく大げさな語感で表す言葉です。「怒っている」を縮めた「おこ」に、強さを示す「激」と、むくれた様子を連想させる「ぷんぷん丸」を重ねています。「激おこプンプン丸」という表記もあります。
怒りの強さを示す語でありながら、長く幼い響きが深刻さを和らげます。少し不満な出来事にあえて大げさに使う、自分がむくれている様子を戯画化する、といった使い方ができます。自分の感情をキャラクターの名前のように呼ぶところにも、冗談らしさがあります。
2013年の流行を確認できる記録
ホットリンクが2013年12月に発表したTwitterの若者言葉調査では、「激おこぷんぷん丸」が対象語の出現数で1位になりました。2位の「ムカ着火ファイヤー」を5倍以上上回ったとされています。これは同社が選んだ若者言葉を対象とする集計であり、Twitter上のあらゆる単語の総合順位ではありません。
同発表は、女子中高生の間で使われた表現がSNSへ広がり、2013年4月にはテレビの「進化するギャル語」の紹介でも取り上げられたと説明しています。ユーキャンの同年11月20日付公式発表にも、新語・流行語大賞の候補語として掲載されています。特定の一ツイートの反応数だけでなく、当時の調査と選考記録の両方で流行を確認できます。
怒りの段階
2013年には、怒りが強くなるにつれて言葉も長くなる「激おこ6段活用」などの一覧が広まりました。「おこ」「マジおこ」「激おこぷんぷん丸」から、火が付く表現を経て、最後には非常に長い名前になる型です。
後半へ進むほど感情の細かい違いを説明するというより、名前の過剰さそのものがオチになります。一覧には表記や段階数の異なる版があり、辞書の活用表のような唯一の正式形があるわけではありません。「6段活用」と呼ぶこと自体も、言葉遊びの一部です。
架空のゲームと感情表現への派生
特徴的な派生は、「激おこぷんぷん丸」という昔のファミコンソフトがあったかのように、ゲーム画面、キャラクター、BGM、攻略本などを作る遊びです。レトロゲームサイト「ファミコンのネタ!!」の2018年の回顧記事は、この遊びが架空のアニメ映像や実際に遊べるゲームにも発展したと紹介しています。
この順序を逆にして、「昔のファミコンゲームのタイトルが元ネタ」と説明するのは誤りです。先に言葉の流行があり、その名前から連想して架空の過去を共同で作った派生です。後からできた映像だけを見ると、本当に元作品が存在するように感じられる点もネタになっています。
言葉の形も別の感情へ広がりました。ホットリンクの調査には、落胆を表す「ガチしょんぼり沈殿丸」、眠気を表す「激ねむスヤスヤ丸」などが登場します。「強い感情+擬態語+丸」のような形を残し、怒り以外へ移し替える派生です。
どう使う?
軽い不満を冗談めかして大げさに言う場合や、2013年ごろのネットの雰囲気を再現する場面で使えます。以下は説明用の作例です。
- 「楽しみにしていたプリンがない。激おこぷんぷん丸」
- 「予定より一時間早く起こされたので、激ねむスヤスヤ丸」
自分の感情を茶化すと軽さが出ますが、相手が真剣に怒っているときにこの言葉で言い換えると、軽視されたと受け取られることもあります。実際の抗議文の代わりというより、誇張した語感を共有できる会話の表現です。