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ジョジョの奇妙な冒険が元ネタのミーム一覧!元ネタ解説

ジョジョの奇妙な冒険が元ネタのミーム13選。原作の名台詞やギアッチョ構文、To Be Continued、メルカリジョニィなどの由来と面白さ、使われ方を解説する。

公開 2026年10月17日 / 更新 2026年10月17日

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ジョジョの奇妙な冒険が元ネタのミーム一覧!元ネタ解説

理解できない出来事を「ありのまま今起こった事を話すぜ」と報告し、魅力的な条件を聞いても「だが断る」と突っぱねる。『ジョジョの奇妙な冒険』のミームは、台詞を一言借りるだけで、普段の会話を強烈な人物の芝居へ変えられる。

『ジョジョの奇妙な冒険』は、荒木飛呂彦による漫画とそのアニメ作品だ。世代や舞台を替えながらジョースター家と強敵たちの戦いを描き、独特な言葉遣い、ポーズ、画面の構成も印象に残る。ネットでは名台詞だけでなく、誤植やエンディングの演出、作品を知らない人の想像まで遊びの題材になっている。

ここでは13件を紹介する。各部の戦いや人物関係など、本編の展開にも触れながら、元の台詞とネットでの改変を見比べていこう。

この記事で紹介するミーム

元ネタの種類主なミーム掲載数
原作の台詞・口調ありのまま今起こった事を話すぜ、だが断る、ギアッチョ構文など9
アニメの引きの演出to_be_continued1
構図・文章・キャラクターの見立てストーンオーシャンの表紙にありそうな構図、メルカリジョニィ、ヴァニラ・アイスミリしら選手権3

『ジョジョの奇妙な冒険』が元ネタのミーム13選

1. ありのまま今起こった事を話すぜ

自分でも理解できない出来事を、混乱したまま報告する構文。第3部のポルナレフが、DIOの館で体験したことを仲間へ語る場面が元ネタだ。

階段を上ったはずなのに、気付くと下へ戻っていた。この時点ではDIOの能力が分からず、自分の行動と結果が食い違っている。単に相手が速いという驚きより、認識が追い付かない恐怖を説明する場面である。

ネットでは「○○していたと思ったら、いつの間にか△△していた」と体験を入れ替え、バグや予想外の結果を報告する。説明しようとするほど混乱が伝わる口調が目印だ。定番のAAは、同じ一連の説明の後半にあるポーズを使っており、冒頭の台詞と絵が原作の一コマとして一致するわけではない。

2. だが断る

第4部の漫画家・岸辺露伴が、助命の取引を拒む一言。相手の条件を確かめ、受け入れそうな流れを作ってから、拒絶へ反転するところが印象的だ。

敵スタンド「ハイウェイ・スター」に追い詰められた露伴は、東方仗助をおびき寄せれば助けると持ちかけられる。目先の利益より、勝ったつもりの相手の思いどおりにならないことを選ぶ。アニメ第4部では第28話「ハイウェイ・スター その1」で描かれた。

ネットでは単なる「嫌だ」の代わりにもなるが、利点を認めた後に返すと、元の場面らしい意外さが生まれる。条件のよさと拒絶の強さが釣り合わないほど、露伴のこだわりを借りた大げさな断り方になる。

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だが断る

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3. そこにシビれる!あこがれるゥ!

大胆な行動を見て、興奮しながら持ち上げるフレーズ。発言者はディオ本人ではなく、第1部で彼について回る少年たちだ。

ディオがジョナサンを追い詰めるため、エリナへ無理やりキスをする。それを見て取り巻きが称賛するのが元の場面で、立派な人助けに感動しているわけではない。他人を傷つける行為まで格好よいと受け取る態度が、悪役とその周囲を描いている。

言葉だけを取り出すと強い憧れになるため、ネットでは技術や決断力への称賛にも使える。一方、強引なやり方を面白がる皮肉にもなる。「そこに」が直前の行動を受けるので、写真や出来事の説明へ返すだけで、取り巻きになりきった反応を作れる。

4. 何をするだァーッ

「何をするんだ」の「ん」が抜けた、不自然な抗議の言い回し。第1巻で、ディオが愛犬ダニーを蹴ったことにジョナサンが怒る場面から来ている。

この形はジョナサンの方言ではなく、単行本の誤植だ。雑誌掲載時にはあった一文字が抜け、そのまま長く重版されて、ファンに親しまれた。2002年の第66刷では修正されたという当時の調査記録がある。

予想外の操作や突然されたことに驚いたとき、あえて「するだ」を残して引用する。普通なら直す誤植そのものが、作品を知る人への合図になっている。「ん」を補うと自然な日本語になるが、このネタ独特の響きは薄れてしまう。

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何をするだァーッ

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5. おれは人間をやめるぞ!ジョジョーッ!

第1部のディオ・ブランドーが、石仮面による吸血鬼化を選ぶ宣言。呼びかけられている「ジョジョ」はジョナサンで、人間をやめると告げている本人はディオだ。

ジョースター家の財産を狙った計画を暴かれたディオは、人間の限界を超えようとする。元の場面では、比喩的に生き方を変えるのではなく、本当に別の存在へ変わる選択になる。

ネットでは、人間離れした腕前や作業量を見せる前振りとして使うほか、「おれは○○をやめるぞ」と宣言の中身を替える。夜更かしをやめるなど小さな決断でも、呼びかけと叫びを残せば、原作の重大な転換と釣り合わない勢いが出る。

6. ロードローラーだッ!

第3部のDIOが、道路工事用の巨大な車両を攻撃へ持ち込むときの叫び。空条承太郎との最終決戦で、時間を止めて上空から車体を落とし、さらに打撃を加えて押し潰そうとする。

特殊能力を使った戦いの切り札が、突然の工事車両になる。しかも物の名前をそのまま叫ぶ。その分かりやすさと勢いが、映像や台詞のパロディに向いている。

大きな物を落とす場面へ声を重ねたり、車両を別の物へ描き替えたりするほか、物量で強引に解決する比喩にもなる。テレビアニメ第3部より前にも派生があり、鏡音リン・レンの創作と結び付いた例もある。媒体によって演出は異なり、OVAでは相当する攻撃にタンクローリーが使われている。

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ロードローラーだッ!

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7. お前は今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?

回数を尋ねられたとき、普段の食事を持ち出して問い返す台詞。第1部で、ツェペリが吸血鬼ディオへ、回復のために何人の命を犠牲にしたのかと問い詰めた場面に由来する。

ディオは人の命を食事と同程度の消費として扱い、数えていないという返答をする。原作では、相手が深刻に尋ねた人数を、数える価値のないものとして突き放す冷酷さが表れる。

ネットでは、その中の「頻繁すぎて覚えていない」という部分が取り出される。同じ映画を見た回数や遊んだ回数を聞かれ、この台詞で返せば、数え切れないほど好きだという誇張にもなる。元の残酷さを離れ、繰り返した行動の多さを語る形へ変わっている。

8. 君がッ 泣くまで 殴るのをやめないッ!

第1部の少年ジョナサンが、ディオへ立ち向かうときの台詞。エリナを傷つけたことを知り、反撃を受けても押し返して、怒りをぶつける場面だ。吸血鬼となったディオとの終盤の決戦ではない。

ミームでは「条件を満たすまで、ある行動をやめない」という構造が取り出される。「泣くまで」と「殴るのを」の両方を替えられるため、応援、創作、趣味の継続にも転用できる。

たとえば、笑うまで変顔を続けると宣言すれば、激しい怒りが人を楽しませる執念へ変わる。言葉を大きく区切る書き方や小さい「ッ」を残すと、普通の決意表明より力んだ声が伝わる。些細な行動ほど、原作の熱量との落差が生きる構文だ。

9. to_be_continued

失敗や衝突が起きる直前で映像を止め、左向きの「To Be Continued」の矢印と、Yesの楽曲「Roundabout」を重ねる動画ミーム。結果を見せず、続きが想像できるところで切るのがオチになる。

元の演出は、2012年に始まったテレビアニメの第1部・第2部。本編へ曲の導入を先行させ、エンディングへつなぐ引きが使われた。「Roundabout」自体は、アニメのための新曲ではない。

ネットでは日常の失敗映像や別作品へ同じ切り替えを付ける。積み上げた物が傾き、もう倒れると分かった瞬間などに使うと、続きを見せないのに結果が伝わる。「続く」と表示していても、本当に次の動画が用意されている必要はない。音を入れるタイミングと停止する位置で笑いを作る形式だ。

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to_be_continued

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10. ストーンオーシャンの表紙にありそうな構図

人物のポーズや配置が印象的な写真を、第6部『ストーンオーシャン』の表紙へ見立てるネタ。肩や腰のひねり、体の傾き、人物の重なりから、漫画らしい画面構成を連想する。

同じ文言の投稿は2020年にも記録され、その後の再投稿や描き替えへ続いている。特定の巻の表紙と完全一致する必要はなく、「この配置ならありそう」と感じること自体が大喜利になる。

写真の人物をそのまま眺めるだけでなく、ジョジョの登場人物へ描き直し、見立てを絵として具体化する遊びにもなる。撮られた人がジョジョ立ちを意図していなくても、見る側が構図に作品らしさを発見できるミームだ。

11. ギアッチョ構文

言葉の小さな違和感へ、必要以上の怒りを爆発させる文章。第5部のギアッチョが、慣用句や地名の呼び方にいら立つ独白をまねる。

代表的なのは「根掘り葉掘り」への文句だ。根を掘るのは分かるが、葉は掘れないではないかと、普通なら通じる慣用句を文字どおりに分解する。ヴェネツィアが英語でベニスと呼ばれることへの怒りも知られる。

改変では言葉を一つ持ち出し、前半は認め、後半の不自然さを問い詰める。細かい疑問なのに口調だけが激しくなっていく、理屈と感情の不釣り合いが面白い。実際の語源や翻訳の正解を説明する文章ではなく、ギアッチョの偏ったこだわりを再現するネタである。

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ギアッチョ構文

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12. メルカリジョニィ

メルカリの取引メッセージとして紹介された文章が、第7部『スティール・ボール・ラン』の主人公ジョニィ・ジョースターの語りに似ていると見立てられたネタ。

2025年4月、商品が届いたことや丁寧な梱包への感謝を、静かで文学的な調子で伝える文章が話題になった。そこへジョニィらしさを感じる反応が付き、イラストや台詞集の動画へ広がっている。

取引文の「ありがとう、それだけで充分だ。」は、原作で知られる感謝の台詞と一字一句同じではない。感謝の置き方や抑えた語り口から、人物の声が聞こえるように感じるところが核だ。身近な発送や取引評価を、長い旅の結末のように扱う落差を楽しむミームである。

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メルカリジョニィ

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13. ヴァニラ・アイスミリしら選手権

作品をよく知らない人へ、ヴァニラ・アイスの特徴の一部を伝え、想像した姿を描いてもらう遊び。「ミリしら」は「一ミリも知らない」の略で、最後の答え合わせまでが楽しみになる。

2025年8月に話題になった投稿で渡されたのは、名前だけではない。ふんわり長い髪、ハートの飾り、レオタード、能力名「クリーム」といった手掛かりだった。並べ方によっては、甘い雰囲気のかわいい人物を連想しやすい。

本来は第3部に登場するDIOの部下で、筋肉質な男性だ。手掛かりが全部嘘なのではなく、一部分だけを選ぶと、全く違う全体像ができてしまう。同じお題から多様な想像図が生まれ、原作の姿との落差がオチになる参加型のミームである。

おわりに

いかがだっただろうか。ジョジョのミームは、言葉だけでなく、言うまでの間や表情、相手との関係も借りて成立する。さらに、誤植を残す遊び、映像を途中で切る遊び、写真や文章から作品らしさを見つける遊びもある。

気になったものは、個別記事で元の場面や派生もたどってみてほしい。誰の台詞なのか、何を断り、何に怒っていたのかが分かると、日常へ移し替えた後の大げささや意外さも、より鮮明になるはずだ。