FEATURE
名前が気になるAAキャラクター28選!由来と仲間のつながりを解説
748、ぼるじょあ、カルタン、ツンなど28項目のAAをコードブロック付きで紹介。名前の付け方、顔の改変、物語の相手役を手掛かりに、多彩なキャラクターを見比べる。
公開 2026年10月14日 / 更新 2026年10月14日
AAとは?
AAは「アスキーアート(ASCII Art)」の略で、文字や記号を並べて顔、人物、物の形を描く文字絵のことだ。一行の顔文字も、手足や衣装を持つ大きな人物も、文章の中へそのまま貼って会話に加えられる。
ここで紹介するAAの多くは、匿名掲示板「2ちゃんねる(2ch)」の投稿から育った。「モナー板」「顔文字板」「ニュー速VIP板」などの「板」は、話題ごとの掲示板のコーナー。その中で題名を付けて会話や創作を続ける場所が「スレッド」で、別の投稿者が名前、姿、台詞を足すこともあった。
名前や顔からたどる28項目
投稿番号が名前になる748、顔と英字の語尾を共有するぼるじょあ、怪物と少女に分かれたカルタンたち。AAの名前には、作られた場のやり取りが残っている。
28項目を、命名の遊び、似た顔の相手役、題材を足した姿、物語や小説での配役から紹介する。一つの家系のようにつながるキャラばかりではないが、何を変え、何を共通に残したかを見ると、違いが分かりやすい。
この記事で紹介するAA
| 見比べるポイント | 主なキャラクター | 掲載数 |
|---|---|---|
| 投稿のやり取りが名前になる | 748、ぼるじょあ、ぼる子 | 6 |
| 顔と口調を変えて、別の相手役へ | ガナー、ウラー、テナー | 8 |
| 題材を足して、新しい姿を作る | わむて、カルタン、カルタン星人 | 4 |
| 外見に物語を持たせる | ぽろろ、カサーリ、ダラー | 4 |
| 顔文字が、小説の登場人物になる | ツン、デレ、ニュッ | 3 |
| 国や地域を戯画化したAA | ニダー、ニダダー、シナー | 3 |
投稿のやり取りが名前になる
命名をほかの人へ任せたり、投稿番号を人物名にしたり、名義を共有したりする。名前は姿の説明だけでなく、掲示板で起きた出来事を思い出す目印にもなる。
1. 748
毛をかぶったギコのような姿を持つAA。数字だけの名前は、出発点となった投稿番号である。ふさふさした毛も、作品ではクックルの羽毛という設定になる。
ノハハバ
ミ,,゚Д゚彡
∪ ミ
ミ ミ
し'J
2003年5月、モナー板の掲示板スレッド「クックルのスレッド 2人目」で、投稿748が「俺は何も見てない。」と書くと、次の投稿が鳥のAAで襲う。返信が続くうち、何でもない番号が巻き込まれ役の固有名になった。
2. ぼるじょあ
「(・3・)」の顔と、YO・NEなどの英字の語尾が目印のAA。「そうだYO」と返すだけで、少しとぼけた調子が出る。複数の人が使える共有ハンドルでもある。
∧_∧
( ・з・)
⊂ つ
| | |
(__)_)
2002年7月、PC初心者板の掲示板スレッド「総合質問スレッドVol.103」で、質問に答える投稿の名が「ぶるじょわ」から「ぼるじょあ」へ変わっていく。顔、名前、話し方を共有できるため、一人の投稿者とキャラを同一視はできない。
3. ぼる子
ぼるじょあの恋人役として作られたAA。口の「3」は近いが、目は「‘」になり、WAやNEの語尾を使う。似た顔を二人並べることで、呼び掛ける側と受け流す側を作れる。
∧_∧
( ‘з‘)
(つ つ
ヽ ヽ/
(_人__)
2003年9月、顔文字板の掲示板スレッド「ヤターぼるじょあの彼女ができたよ」に登場した。恋人というのはAA同士の創作設定である。後にはぼるじょあを追いかけ、ほかのキャラとも共演する相手役になった。
4. ジョルジュ長岡
「゚∀゚」の顔で腕を振り、「おっぱい!」を繰り返すAA。腕の横の「彡」が、手を何度も動かしているように見せる。短い声を繰り返す勢いが特徴だ。
_ ∩
( ゚∀゚)彡
( ⊂彡
| |
し⌒J
2004年8月、ニュー速VIP板の掲示板スレッドで、5番の投稿に名前を任せるやり取りから「ジョルジュ長岡」が採用された。姿にはそれ以前の呼び名もあり、命名日が造形の最初とは限らない。フルネーム風の呼び名と騒がしい動作の差も面白い。
5. 斉藤またんき
片目の離れた「・∀ ・」の顔と、曲がった手足を持つAA。身体の横へ線を添えると、左右へ揺れて相手を煽っているように見える。
∧ ∧
ヽ(・∀ ・)ノ
(( ノ( )ヽ ))
< >
2005年5月、ニュー速VIP板の掲示板スレッド「最高にムカツクキャラできた」で、命名を任せる投稿先が60番から100番へ変更された。その100番の答えが「斉藤またんき」。先に姿を貼る人と、後から名前を付ける人が参加してできたキャラだ。
6. マニー
耳に「円」、輪郭に「¥」、身体に「$」、手に「⑩」。お金の文字を組み合わせた金持ちのAA。名前を見なくても、どんな題材の人物か分かる。
円_円
¥・∀・¥
( つ⑩
| $ |
(__)_)
2001年6月、モナー板の掲示板スレッド「お金で何でも解決するよ」に姿が現れ、その後の名前募集でマニーと呼ばれるようになった。コーラを買う用事が会社の株の買い占めに変わるなど、小さな買い物へ大げさな財力を持ち込む。
顔と口調を変えて、別の相手役へ
同じような耳と身体でも、目や口、語尾が変われば会話の相手が増える。笑う、泣く、許す、許さない。姿の小さな違いを、それぞれの振る舞いへつなげたキャラを見ていこう。
7. ガナー
「‘∀‘」の顔で、「オマエガナー」と返すAA。モナーに近い身体でも、目を替えるだけで別の相手役に見える。女性役や魔女の衣装を付けた形もある。
∧_∧
( ‘∀‘)
( )
| | |
(__)_)
2000年4月、顔文字板の掲示板スレッド「モナーの妹初公開」では、最初の顔へ別の投稿者が表情の案を出し、その形が妹役になる。完成形を一度に貼るより、返信で似合う顔を選んだ経緯が見える。
8. ウラー
「A_A」の耳とモナー系の「´∀`」の顔を持つAA。ウララーとは耳が似ていても、目と口が違う。少し違う顔を、別人として扱ったキャラである。
A_A
( ´∀`)
( )
| | |
(__)_)
2004年2月、AA長編板の掲示板スレッド「世界制服をたくらむモララー 37」で、集団に一人だけ違う顔が混ざるネタが描かれた。その姿にもウラーの名が付き、違いを訂正する代わりに、新しい相手役が生まれた。
9. テナー
口に「曲」を使い、「テナーッ」と話すモナー系AA。輪郭全体を変えなくても、口元と語尾で人物を見分けられる。「オボエテナー」という呼び名もある。
∧_∧
( ´曲`)
( )
| | |
(__)_)
2000年8月、モナー板の掲示板スレッド「テナー救済スレッド」に名前付きの全身形が残る。後には八頭身の姿で売り手役も担う。身体を替えても「曲」の口を残せば、同じキャラの別の場面として読める。
10. ゲララー&ゲラ
「^∀^」の笑顔を持つ二つのAA。猫耳と全身を付けた形がゲララー、顔文字型がゲラである。下の例では、台詞と笑顔を組み合わせて相手を嘲笑している。
ハハハ
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ^∀^)< あほか
( つ ⊂ ) \_________
.) ) )
(__)_) (^∀^)ゲラゲラ シネヤカスドモ
2001年4月、モナー板の掲示板スレッドに、二つの名前と姿を組ませた用例がある。笑顔だけなら楽しそうでも、添えた文章によって見下す反応にも、好意的な返答にもなる。表情の意味を台詞が変えるAAだ。
11. アピッシャー
「゚プ」の顔へ細い腕と脚を付けた小さなAA。下の三人組は中央がアピッシャー、左がマーガレット、右がフランソワ。短い声と開いた腕で、陽気に割り込む調子を作る。
⊂(゚プ)つ
U_
( ゚ ゚ ) / " ( ゚ ゚ )
"
初出候補は、2002年3月のモナー板の掲示板スレッド「八頭身総合スレッドPart9」。その時点では中央のキャラだけだった。三人に増やすと一人の発言より騒がしく見え、合いの手や続きを促す役に使える。
12. モカー
「;TДT」の泣き顔と頭上の驚きの線で、「オマエモカー!」と訴えるAA。信じていた相手まで、自分を責める側だったという落胆を表す。
\从/
∧_∧
(;TДT)
( つ つ
〈 〈\ \
(__)(__)
2000年10月、モナー板の掲示板スレッド「さらに新キャラ!オマエモカー!(;TДT)」で登場した。「そうでもないよ」と組めば、大げさな訴えに淡々と返す掛け合いになる。顔だけの悲しさへ、相手との関係を足したリアクションだ。
13. ネーノ
「λ_λ」の耳で座り、片手を差し出して「いいんじゃネーノ?」と返すAA。批判されても受け流し、何でも許す心の広い相手になる。
λ_λ
( `ー´)
/ つ
(人_つ_つ
2000年12月、モナー板の掲示板スレッド「なんでも許す心の広いキャラ『ネーノ』」では、話題が変わっても同じ調子で応答する。相手が強く出るほど、こののんびりした姿が目立つ。後には反対の態度を持つノーネも作られた。
14. ノーネ
ネーノと似た座り姿で、こちらは許さないAA。「ノAヽ」などの独特な顔が目印になる。穏やかそうな姿へ逆の態度を付け、対照役を作っている。
λ_λ
( ノAヽ)
/ つ
(人_つ_つ
2001年1月、モナー板の掲示板スレッド「許すことを知らない心の狭いキャラ『ノーネ』」に登場した。最初はネーノに近い顔で、語尾と顔が後から変わる。性格を先に反転し、見分けるための違いを投稿の中で加えたキャラだ。
題材を足して、新しい姿を作る
ネギを持つ少女、飲み物から生まれる少女と星人、改良される異形。同じ名前を使いながら持ち物や身体を変える場合も、同じ話題から別々の姿が生まれる場合もある。
15. わむて
ツインテールの少女に「葱看」の帽子とネギを合わせたAA。「ねぎまらー!」などの声も添え、整った姿と奇妙な持ち物の取り合わせを作る。
___
<_葱看>
/i レノノ)))\V/
人il ゚ ヮ゚人// <ねぎまらー!
⊂) Yiつ//
く__ :|〉 ‾
(_ハ_)
初出候補は、2003年5月の最悪板の掲示板スレッド「全知全能神不老不死」だが、初期の姿は上の代表形とは違う。スケートボードや鎌を持つ形もあり、髪を残して衣装や道具を替えることで、別の場面へ持ち込める。
16. カルタン
カルピスを飲んだときの「白いモノ」を少女にしたキャラ。髪の文字列へ「カルピス」を隠す形もあり、衣装だけでなく文字そのものに題材が入る。
_
,'´ ヽ
lカノノルピノス
从タ ゚ ヮ゚ノソ
⊂[]ニ[]つ
く∴∵ゝ
(_ハ_)
2003年7月、FLASH板の掲示板スレッド「カルピス飲むと喉に白いモノ」で擬人化の絵が作られた。カルタン星人は少女の絵より先に登場しており、少女から怪物へ順に変えたわけではない。後には花瓶たんなどと暮らす物語にも使われた。
17. カルタン星人
「M_M」の頭、ハサミのような腕、カルピスを連想させる身体を持つ怪物型AA。飲み物の話題へ、ビームを出すような大げさな能力を足している。
M_M
( ゚д゚)
/calpis、
(∧) ))
(_ハ_)
2003年7月3日、FLASH板の掲示板スレッド「カルピス飲むと喉に白いモノ」に名前と姿が現れた。少女のカルタンの絵は5日で、星人が先である。後の作品ではカルタンと暮らすペットのような役にもなり、見た目だけで敵役に決まらない。
18. ナニョリーナ
三角形の耳と翼、曲がった身体を持つ異形のAA。初期形は長い首のある人型に近く、上の姿は、返信で顔や身体を変えていく中から育った。
\_ _/ _/
,, \ / / ,,
八 ξ ノ|ヽ
/ |`ヽ ∧⊥∧ ノ | ヽ
ノ〃⌒ヽ( 。∈∋。)´ ̄ ̄ヽ)
\ /
ヽ (
) )
ノ ノ
レ
2002年1月、電波・お花畑板の掲示板スレッドで、自作AAを改善してほしいという投稿と名前が示された。別の人が顔を替え、翼を付け、さらに次の人が使う。キャラを共有するだけでなく、変える作業そのものが成立に関わっている。
外見に物語を持たせる
小さな生き物を怪物に変える展開もあれば、傷のある人物が穏やかに暮らす場面もある。見た目の一つの特徴だけで、キャラが出るすべての話の内容が決まるわけではない。
19. ぽろろ
丸い耳と腹の「×」を持ち、「ぃぇぁ」と声を出す熊のようなAA。小さく可愛い姿の一方で、異形へ変わる設定があり、見た目からの予想を裏切る。
∩_∩
(,,,・Д・,)
∪ |
| x |
∪⌒∪
2002年7月、AA長編板の掲示板スレッドに名前と原型が登場した。ただし、その形は現在の小さな熊型とは異なる。脚や変身形が加わり、一方的に被害を受ける役から、立場を反転できる人物へ広がっていった。
20. カサーリ
モナー系の顔から長い脚が張り出す、虫のようなAA。顔は親しげでも、身体はカサカサ動きそうに見える。擬音を添えるだけで、静止した文字絵へ落ち着きのなさが出る。
, _________
. /\ /.\ /
. /\( /\´∀`)\ < カサーリ、カサカサ
/ .\ ヽ \_________
./ .\ ⌒
.⌒ .⌒
2001年2月、モナー板の掲示板スレッド「AA大戦」に、「マァマァ、サカサカシヨウヨ」という台詞と姿がある。その投稿にはまだカサーリの名はなく、形の登場と命名は別である。顔と身体を組み替えるだけでも、不思議な生き物が作れる。
21. ダラー
欠けた耳や傷の記号を持つモララー系AA。目と口は「・Д・」で、似た題材のデナーとは顔の系統が違う。傷のある姿を、名前のある人物として使っている。
∧_,,,,
(;;#・Д・)
と;; #; ;;; メつ
|;:;:;| #;|
(_;:_;.):;:_)
2006年1月、AA長編板の掲示板スレッド「モララーのビデオ棚70」で命名された。後にはデナーと花や食事を巡る穏やかな場面も描かれる。外見に傷があることだけで、その回の話が加害の場面になるわけではない。
22. デナー
「´∀`」の顔と傷の記号を持つモナー系AA。話すことができない女性という設定で、ダラーと親しい人物となる。二人を並べたときは、目と口が見分ける手掛かりだ。
,,,,_∧
(#:´∀`)
⊂::メ::#::::::つ
|:;#::|:;キ|
(::_)_)
2006年4月、モナー板の掲示板スレッド「ボロタイプAAネタ総合スレ Part1」に姿が登場し、名前や設定を投票で決めた。傷のある姿は生まれつきとされ、筆談や通訳も使う。物語への登場は命名前から始まっていた。
顔文字が、小説の登場人物になる
ブーン系小説は、顔文字の後に台詞を置いて人物を示す文章の創作だ。顔は話者の目印として共有されても、誰とどう関わる人物かは、作品の中で変えられる。
23. ツン
顔の両側の「ξ」をツインテールにした少女のAA。「⊿」の口で話し、ブーン系小説では一人の登場人物になる。ツンデレという性格へ使う顔として作られた。
ξ゚⊿゚)ξ
2005年9月、ニュー速VIP板の掲示板スレッドで顔を募り、黙る表情と話す表情を分ける案が出た。優しくなる「デレ状態」と、別キャラのデレは同じ意味ではない。身体を付けた全身の形もある。
<`/>'^ヾヘ/>
{三}((ノ、`'ノ)ミ}
{ニ}ゝd*゚⊿゚)}
リ ∪ |:)
く/_ハヽゝ
(_ハ_)
24. デレ
「ζ(゚ー゚*ζ」の顔を持つ、ブーン系小説の少女。ツンに近い髪型でも、別の人物として使われる。母や妹、癒し系や嫉妬深い役など、配役は作品ごとに変わる。
ζ(゚ー゚*ζ
初出候補は2006年5月のAA小説だが、そのときの顔は代表形と異なる。正確な初出や命名時期は不明である。次の全身AAは後年に制作された例で、2006年当時の原投稿の姿ではない。
ヘ/iソ'ゞ、
くミ〉jレル)i〉
〈ニ)*゚ー゚)ζ
々o :Y)o
くメ`XNヽ
(_ノl_)
25. ニュッ
ブーンの「^ω^」の口を「ν」に替えた顔を持つAA。「ニュッ」の声を添え、「ニューン」とも呼ばれる。口の一文字と声の違いで、似た顔の別人を作る。
/⌒ヽ
( ^ν^)
/ |、
∪ |J
し^J
2006年6月、ニュース速報板の掲示板スレッド「( ^ν^) (^ω^ )」に複数の呼び名がある。ニュー速VIP板とは別の板の用例で、後にブーン系小説にも取り込まれ、デレと組む人物としても使われた。
国や地域を戯画化したAA
国や地域の話題を、人物同士の掛け合いに置き換えたAAもある。以下には当時の風刺や侮蔑、民族的なステレオタイプを含む表現があり、創作上の口調や性格を現実の人々の特徴とは区別して読む必要がある。
26. ニダー
「<丶`∀´>」の顔と尖った足で、韓国を表す戯画として使われたAA。「〜ニダ」の語尾を添えるが、口調や性格は掲示板上の創作で、現実の韓国人の特徴ではない。
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<丶`∀´> < モナーはニダーの
( ) │ パクリニダ!!
| | | \__________
〈_フ__フ
2001年3月、ハングル板の掲示板スレッド「アイゴー!誰かこのキャラに名前をつけて!!」で、輪郭、名前、身体が順に加わった。上の起源を主張する台詞も、風刺や侮蔑を含むネタであり、モナーの実際の制作史を示すものではない。
27. ニダダー
ニダーに似た輪郭へ「・∀・」の目を付けたAA。後の作品ではニダーと性格の違う弟役となり、同系統の顔で別の相手を作っている。
∧_∧
<丶・∀・>
( )
| | |
〈_フ__フ
2001年4月、モナー板の掲示板スレッド「モナーの起源は韓国です。partⅡ」に名前付きの姿がある。スレッドの題名は当時のネタで、歴史的な起源の証明ではない。北朝鮮にいる設定や口調の違いも、現実の人々の性質を説明するものではない。
28. シナー
「中」の帽子と「`ハ´」の顔で、中国を表す戯画として使われたAA。一文字の帽子が役柄を示し、国や地域に関わる話題を人物同士の会話へ置き換える。
∧∧
/ 中\
( `ハ´)
( ~__))__~)
| | |
(__)_)
2001年3月、中国板の掲示板スレッドで姿を示して名前を募り、翌日にシナーの案が出た。名前や疑似的な語尾には侮蔑やステレオタイプの文脈があり、現実の中国人の話し方や性質を表すキャラとしては読めない。
おわりに
いかがだっただろうか。数字だけの名前や、少し違う顔にも、返信のやり取りや相手役を作る発想が隠れている。同じ姿を貼るだけでなく、呼び名と台詞を共有することが、キャラを会話や物語へ連れていくきっかけになっていた。
気になる名前を見つけたら、個別記事で誕生の場面や別の使い方も覗いてみてほしい。一文字を替える、持ち物を足す、反対の性格を付ける。小さな変更から新しい人物が生まれるところに、AAの遊びの広さがある。