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台詞と動きで覚えるAA16選!返しの顔文字から仲間や家族まで

フーン、シラネーヨ、わかんないんです、イマノウチ、さいたまなど16種類のAAを掲載。決まった返答や動作から生まれる笑いと、相手役や家族への派生を紹介する。

公開 2026年10月14日 / 更新 2026年10月14日

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AAとは?

AAは「アスキーアート(ASCII Art)」の略で、文字や記号を並べて顔や人物、動作を描く文字絵だ。短い顔文字も、決まった台詞や名前と結び付くと、一人のキャラとして会話に登場する。

この記事には、匿名掲示板「2ちゃんねる(2ch)」のほか、15chから広がったキャラも含まれる。話題ごとの掲示板のコーナーが「板」、その中で題名を付けて投稿を続ける場所が「スレッド」である。同じ姿をコピーし、返答や動きを少し替えるやり取りから、相手役や新しい仲間が作られていった。

一言の返しから、次の投稿が始まる

熱心に話しても「ふーん」。質問をしても「わかんないんです」。誰も見ていないつもりで踊れば、次の人が「見たよ」と返す。ここで紹介する16種類は、姿だけでなく、何を言うか、どう動くかで覚えやすいAAだ。

似た顔でも、興奮して笑うのか、地名を叫ぶのかで別の人物になる。一体で受け答えをするだけだったキャラに、対照的な相手や家族が加わることもある。台詞とポーズを見ながら、どんなやり取りが生まれるのか想像してみよう。

この記事で紹介するAA

会話や動作の型キャラクター掲載数
受け流す、否定する、黙るフーン、そうでもないよ、オマエダケ、シーン4
「知らない」から家族へシラネーヨ、シラナイワ、チラネーヨ3
「分からない」と「分かっている」わかんないんです、わかってます2
横切る、跳ねる、こっそり踊るちょっと通りますよ、ちんぽっぽ、イマノウチ3
小さな顔で会話に加わるジサクジエン1
笑いと叫びの勢いを見せるアヒャ、ウヒャ、さいたま3

短い返答で、話し手の勢いを外す

期待した同意が返ってこないと、会話の調子が変わる。薄い相づち、淡々とした否定、突っ込み、沈黙。それぞれの表情は、同じ返しを繰り返すときによく効く。

1. フーン

モナー型の体に、無関心そうな顔を付けたAA。「ふーん」という短い相づちで、熱心な話を受け流す。聞いていても反応が薄く、話し手だけが盛り上がる温度差を作る。顔だけでも、全身を立たせても同じ役に使える。

  ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ´_ゝ`)< ふーん
 (    )  \_____
 | | |
 (__)_)

2001年2月に造形の先行例があり、4月の専用の掲示板スレッドでは台詞もそろう。同系統の顔を持つ流石兄弟や、ちょっと通りますよとも近いが、同じ表情でも行動や受け答えが替われば、別のキャラになる。

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フーン

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2. そうでもないよ

イチゴ風の体、三本線の頭、丸い口で「そうでもないよ」と返すAA。賛同してほしい相手を強く怒鳴るのではなく、淡々と否定する。かわいらしい形のまま会話に流されないため、話し手の勢いとのずれが生まれる。

\|/
/⌒ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ゜Θ゜)< そうでもないよ。
| ∵ つ \___________
| ∵ |
\_/

2000年6月、15chの掲示板スレッド「15chキャラ考案」に「イチゴQ」として提案された。後に台詞が名前になり、2ちゃんねるにも広がる。体を簡略化した形でも返しを残せば、同じ役柄だと分かる。

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そうでもないよ

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3. オマエダケ

「お前だけ」の「だけ」を「茸」に掛けた、キノコ姿のAA。大きな傘の下に笑顔があり、相手の主張へ「そう言っているのはお前だけ」と突っ込む。言葉だけなら素っ気ない返しにも、とぼけた茸の見た目が加わる。

    /   `ヽ、
   /   ●   \
  /   __    丶
 /  /川〃ノヽ   ヽ
(● ( ミ/⌒ヽ三) ●)
  丶丶| ´∀` |ー __ノ
    ̄|     | ̄
    |    |
     L___」

2001年3月、モナー板の掲示板スレッド「オマエモナーに代わる新しい言葉」で、小型の姿と名前が提案された。掲載例の大きな形はその後の展開で、傘や柄を替えながら、語呂合わせと返答の役を引き継いでいる。

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オマエダケ

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4. シーン

折れたような耳、点の目、横線の口で、お茶を飲む寡黙なAA。静けさを表す「シーン」が名前で、台詞を増やすより小さな動作で反応する。周囲が賑やかなほど、黙って座る姿が一歩引いた態度に見える。

  /V\
 ( ・-・)
 ( つ旦と
 と_)_)

2001年12月、モナー板の掲示板スレッド「シーン」に、お茶の場面や無言のワッショイが投稿された。腕を上げても掛け声はなく、祭りの構図まで静かになる。八頭身などへ改変されても、顔と寡黙さが目印になる。

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シーン

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「知らない」の返答役が、相手と子供を持つ

長い首と四つ足の体を共有すると、顔、飾り、大きさを替えて仲間を作れる。シラネーヨの系統は、一言の反応から親子の日常へ広がった。

5. シラネーヨ

猫の顔に長い首と四つ足の胴を付け、「知らねーよ」と返すAA。恐竜のような輪郭は大きく目立つのに、本人は話に乗ってこない。質問や熱弁を落ち着いた笑顔で受け流す、姿と態度のずれが特徴だ。

  ∧ ∧
  ( ´ー`)
   \ <           /|
    \.\______//
      \       /
       ∪∪ ̄∪∪

2000年4月には同系統の体の前身があり、6月の顔文字板の掲示板スレッド「【新キャラ!シラネーヨ】」で名前と台詞がそろう。後に女性版と子供が加わり、単独の返答だけでなく家族や物語にも使えるキャラになった。

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シラネーヨ

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6. シラナイワ

シラネーヨの長い体にリボンと柔らかな顔を付けた女性版。「知らないわ」という台詞が名前になる。首や胴を大きく替えず、飾り、頬、語尾を替えることで、隣に並べられる別の話し手を作っている。

 ∧∞∧
 (*‘ー‘)
  \ <          /|
   \.\______//
     \       /
      ∪∪ ̄∪∪

2000年10月、モナー板の掲示板スレッド「シラネーヨ・ラブリー(ハァト)」で台詞が使われ、その後リボン付きの姿が整った。シラネーヨの相手役やチラネーヨの家族を担うが、恋人か妻かといった関係は作品によって異なる。

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シラナイワ

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7. チラネーヨ

シラネーヨの首と胴を縮め、短い脚と尾を付けた子供のAA。名前も「知らねーよ」を幼くした「チラネーヨ」になっている。大人と近い顔でも、横へ並べた小ささと発音の違いで、子供の役柄を伝えられる。

   ∧ ∧
 |ヽ_(´ー`)
  UU UU

2001年4月、モナー板の掲示板スレッド「シラネーヨも頑張る」に名前付きの姿がある。後には成長を題材にしたスレや、親の背中に乗る場面にも登場した。小型化は文字を減らすだけでなく、親子の動作を作る改変でもある。

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チラネーヨ

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正反対の台詞で、会話をかみ合わせない

「分からない」と「分かっている」は、普通なら説明でつながる言葉だ。ところが、この二体を並べると簡単には解決しない。表情の反対も見比べてほしい。

8. わかんないんです

「><」の困り顔で「わかんないんです」と言うAA。全身形は手を胸元へ寄せ、途方に暮れているように見える。2003年11月、クイズ・雑学板の同名の掲示板スレッドでは、何の問題か聞かれてもまた分からないと返していた。

  (;><)
  /つとヽ
  し—-J

困っている本人を助けたいのに、質問も会話を進めない。その受け答えが持ち味である。最初は顔だけで、掲載例の体は後の形。「ビロード」の別名も持ち、ブーン系小説では反応の顔文字から固有の登場人物へ広がった。

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わかんないんです

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9. わかってます

大きな二つの目で相手を見つめ、「わかってます」と言い切るAA。わかんないんですの対照役だが、答えを説明するより、すべて知っているような視線を向ける。その自信は、頼もしさにも不気味さにも読める。

( <●><●>)
(U      )つ
  u  u

2005年12月、ニュース速報VIP板の掲示板スレッド「( ><)わかんないです に友達ができました」で顔だけの形が登場した。友達を紹介するはずが、相手には怖がられる。後の全身形でも、断言と大きな目の落差が掛け合いを作る。

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わかってます

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投稿欄を、通り道や踊る場所にする

文字の並ぶ場所を空間として扱えば、キャラは横切り、跳ね、踊れる。静止した一枚でも、脚の位置や前後の台詞から動きを想像できる。

10. ちょっと通りますよ

頭と胴が一続きの細長い体で、「すいません、ちょっと通りますよ…」と横切るAA。丁寧に声を掛けるが、会話の話題には加わらない。無関心そうな顔のまま通り抜けるため、礼儀正しい言葉と無頓着な行動がずれる。

   /⌒ヽ
  / ´_ゝ`)すいません、ちょっと通りますよ…
  |    /
  | /| |
  // | | 
 U  .U

2003年1月のニュース速報+板には、通行の台詞をまだ持たない前身の姿がある。同年の顔文字板では通るキャラとして使われ、歩行や変形の連作へ展開した。障害物を足すだけでも、ただの通過が次の事件になる。

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ちょっと通りますよ

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11. ちんぽっぽ

三角の耳、丸い体、短い脚で跳ねるAA。「ω」の口と頬の「*」が柔らかい表情を作る。名前は下ネタを含むが、使われ方はかわいらしい反応や仲間との日常にも広がり、脚を浮かせるだけで軽い動きを見せられる。

  ∧ ∧
 (*‘ω‘)
  (   )
   v v

2005年8月29日、ニュース速報板に顔文字と名前の掲示板スレッドが立ち、同日中に全身形が登場した。表情や着地跡を替える改変も続き、わかんないんですとの掛け合い、好物の設定、小説の人物へと育っている。

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ちんぽっぽ

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12. イマノウチ

とんがり帽子のような頭と汗の顔で、「誰もいない、踊るなら今のうち」と踊るAA。腕と片脚を上げた楽しそうな姿なのに、見られたくない様子もある。別の投稿者が「見たよ」と返すと、それだけでオチになる。

   Å
  / \
ヽ(;´Д`)ノ
  (へ  )
      >

2001年5月、顔文字板の掲示板スレッド「やめてヽ(;´Д`)ノ」に踊りの型が残る。誰もいないつもりでも、貼ったAAは他人に見える。返答の速さを競ったり、「踊るなら」を別の行動へ替えたりして、次の人も参加できる遊びだ。

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イマノウチ

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小さな顔で、見つける側にも回る

大きな動作の隣に置くなら、短い顔文字もよく働く。踊るイマノウチに対し、見つける側として登場するのがジサクジエンだ。

13. ジサクジエン

「・∀・」の顔が体も兼ねる小さなAA。顔を一つ置けば話し手になり、いくつも並べれば集団になる。2000年11月、モナー板の掲示板スレッド「モララーの【僕も1なら君も1】スレ」に、自作自演を名乗る初期の冗談が残る。

( ・∀・)

顔や名前の最初の発明とは確定できないが、同じ笑顔を誰でも貼れるから、別の人が同じ人物のように振る舞える。イマノウチに「ミタヨー」と返す相手役などにも使われ、短い一言でほかのAAの場面へ入っていく。

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ジサクジエン

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同じ笑顔でも、興奮の見せ方は違う

丸い目と大きな口の「゚∀゚」は、いろいろなAAに使われる。笑い方、耳、持ち物、全体の構図を合わせると、同じ顔をした別のキャラが見えてくる。

14. アヒャ

「゚∀゚」の顔と「アヒャヒャ」という笑いで、異様な興奮を表すAA。刃物を持つモナー型が代表例の一つだが、その体が必須ではない。別のキャラに顔と笑いを移す「アヒャ化」でも、普段との様子の違いを示せる。

 |ヽ
 | 」∧_∧
 ∥(  ゚∀゚)
 ⊂    つ
  人  ヽ
  し(__)

2000年8月のモナー板には、顔と笑いを組み合わせた投稿が残る。明るくも見える顔が、持ち物や激しい発声で不穏になるところが特徴だ。固定した一人を描く方法と、既存の人物の状態を変える方法の両方に使われている。

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アヒャ

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15. ウヒャ

アヒャに近い笑顔を持つが、耳は「A_A」で、「ウーヒャヒャ」と笑うAA。2005年3月、モナー板の掲示板スレッド「アヒャの親戚・・・」にウヒャとして登場した。似た姿であることも、親戚という関係に取り込まれている。

  A_A
  (  ゚∀゚)
  (    )
  |  |  |
  (__)_)

野菜包丁を持つ場面や菜食の設定があり、近い顔と道具でも扱う物で役を変えている。後には同じ耳を持つ「A耳団」の仲間へ加わった。A耳の造形には先行例があったとされ、名前付きの登場と形の発明は同じではない。

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ウヒャ

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16. さいたま

笑顔の太陽と両手を上げた二人が、「さいたまさいたま!」と叫ぶAA。太陽まで同じ顔なので、楽しそうな勢いが場面全体へ広がる。用件を説明するより、全員が同じ地名を連呼する熱量そのものを楽しむネタだ。

    \ | /
     / ̄\
   ─( ゚ ∀ ゚ )─
     \_/
    / | \
        ∩ ∧∧ ∩
 ∩∧∧∩ \( ゚∀゚) /
  ( ゚∀゚ )/   |    /
  |    〈    |    |
 / /\_」  / /\」
  ̄      / /
         ̄

2002年の掲示板に用例が残り、構図のもとは「自民党モナー」とされる。一方、なぜさいたまと叫ぶのかは不明である。地名を替えたり「さいたま団」として人数を増やしたりでき、同じ姿勢のまま別の人が遊びに加われる。

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さいたま

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返答の反転と、姿の大小が仲間を増やす

わかんないんですに、わかってますを加えると、台詞が反対の二人になる。シラネーヨの体を小さくすると、チラネーヨの幼い発音と合わさって親子の場面になる。名前だけでなく、返答や体の大きさを変えることが、人物関係を作っている。

イマノウチとジサクジエンのように、踊る側と見つける側で次の投稿を待つ遊びもある。キャラの顔が分かることに加えて、いつもの返しを知っていることが、AAのやり取りに参加する手掛かりになっていた。

おわりに

いかがだっただろうか。短い「ふーん」も、こっそり踊る一枚も、相手の言葉や次の返信と組み合わさると笑いになる。顔や脚の数文字を替えるだけで、反対の返答役、子供、親戚まで作れるところもAAの面白さだ。

見覚えのあるキャラの隣に、知らなかった相手役がいたかもしれない。気になったものは個別記事で姿や台詞が育った流れも見てみてほしい。16種類を並べると、文字絵が会話の一言から登場人物へ広がっていく様子がよく分かる。